2014_08_31-1
最近のぐずついた天候に振り回されて
やるべき農作業がどんどん溜まっていく。
秋野菜の植付けを済ませたいが、
降る雨で畝がぬかるみ、
耕運作業のあとは滞ったままである。
一方でわが家の早生栗が落ち始めた。
栗の木周辺の草刈りを済ませなければ
栗拾いに差し障りが出るので
いつやろうかと気になっていた。
あたりは鬱蒼として蚊の棲家になっている。
長袖を着用し手袋を履いていても
肌の露出している耳や首筋が
蚊に刺されるのでやる気が出なかった。
でもやらなければ農作業はどんどん溜まる。
それに栗拾いをするにも困ってしまう。

2014_08_31-2
刈払い機に混合油を補給し防護眼鏡を
着用していよいよ草を刈ることになった。
平坦なところであれば大した苦労もないが
斜面あり、ぬかるみありの場所なので
やってみれば結構大変な作業である。
おまけにチップソーが傷んで切れ味が悪い。
その分、刈刃の回転数をあげるので
機械の振動が大袈裟に手に伝わって来る。

2014_08_31-3
いつの年だったか、刈払い機のすぐ前で
蛇がクネクネもがいていた。
早く逃げてくれと思い、手を休めていたら
すでにチップソーが蛇のお腹を切り裂いて
苦し紛れにのたうち回っていたのだった。
今もその光景がトラウマになって残る。
生き物が死んで逝く姿を見るのは苦手だ。

2014_08_31-4
連続して小一時間ほど作業をした。
斜面では踏ん張る足にさらに力が入る。
そんな時は汗も滴るほど出るのが辛い。
歳とともに体力の衰えを
身にしみて感じる。
広島では全国津々浦々から、
ボランティアが集まっている。
私は気持ちはあっても過酷な土砂の
除去作業となるとまったく自信がない。
テレビで現場の様子が映し出されると
私ほどの年齢のボランティアを見受ける。
強い気持ちが無ければ出来ない仕事だ。
ボランティアの方にありがとう、
心から感謝を申し上げたい。

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草を刈ったあとの
彼方此方に栗が落ちている。
わが家の栗は早生種なので
9月初めが栗拾いの季節になる。
明日から9月に入るので
しばらくは栗拾いが続く。
採れた栗は渋皮を剥いて
妻に栗おこわを作ってもらおう。

2014_08_31-6
八月は
これといった庭風景に出会えなかった。
だが、
ネグンドカエデの幹から新梢が出て、
ガマの穂綿のような植物とコラボして
私が好む風景を作ってくれた。

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一鉢から株分けしたシンビジューム、
包丁で手荒く切り裂いて株分けしたのだが
自然の雨水に当て木陰に置いていたら
元気に根付いてくれたようだ。
11月ごろに室内に取り込むのだが
花が咲いてくれるだろうか些か心配である。

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アプローチ前の砕石を取り除いて
レンガを敷きたいと思っている。
暑い夏が去り涼しい秋になると
作業を開始しようかと思う。
定年退職をしても田舎では退屈無しに
次々とやることが押し寄せる。

2014_08_31-9
夕方の日が沈むころになると
クラちゃんは
入り口のドア付近で寝る癖がある。
私たちが作業を終えて室内に
入る時を待ち焦がれているのだ。
そろそろ散歩の時間である。

今日は農作業のあとの夜は
町内の夏季総会に出席した。
出席者も近年は少なくなる。
最近の長雨で小さな
土砂災害が2件報告された。
区長が当該行政に復旧工事の
補助金を相談されているらしいが
補助の可能性はないとのことだった。