日曜日は明け方から雨になりお昼を
過ぎた2時ごろまで降り続いた。
庭には水溜りが出来ていかにも
梅雨を象徴する庭景色になった。
銅葉のリシマキアが周囲の緑を分け
庭のアクセントになっている。
濡れた葉っぱに生気が戻った。
間もなく蕾が付き花が咲く季節を
迎えると暑い夏がやって来る。
わが家の庭に紫陽花の花が幾つかある。
そのアジサイに七変化がみられる。
花(萼)の色はアントシアニン
(植物界の色素)によるもので
これにアルミニュームのイオンが
加わることによって色の変化が起こる。
アルミニュームのイオンが根からの
吸収され易さは土中のphによって変わり
土が酸性ならアルミニュームのイオンが溶け
出して根から吸収されアントシアニンと
結合して青色の花(萼)になる。
アルカリ性だとアルミニュームの
イオンが溶け出さずアジサイに
吸収されないので赤色になるわけである。
茄子のお漬物にミョウバンを使うと
鮮やかな色が出るようにアジサイを
青くしたいならミョウバンを使うと良い。
ただし恒常的に与えるのは如何なものか?
ひとつの株から出た枝はそれぞれの
萼に色の変化が現れている。
薄い青を呈したもの、ピンク、
白から青に変わりかけたものも見られる。
アジサイは日本の自生種が原種である。
日本からヨーロッパに原種が渡り品種改良
されたものは西洋アジサイと呼ばれる。
花の配列が球形したものを手まり咲きと
呼んでいるがこれらはガク咲きの
アジサイから変化したものである。
スモークツリーの下で咲いたものは
品種名をミカコと呼ばれている。
こうした手まり咲きはおそらく
西洋アジサイの一種であると思われる。
白とピンクのアナベルが雨水を
吸収して垂れてしまっている。
アナベルは4月頃から花芽が生じ、
他のアジサイが10月に花芽が
形成されるのに対して遅れている。
そのことが剪定を容易にして人気がある。
濃い紫に近いアジサイは娘が
母の日のプレゼントに贈ったもの。
妻の説明によるとミカコという品種。
白に紫の縁取りが特徴である。