田圃だった農地を宅地に転用する。
市街化調整区域の農地を
転用するのは農地法の規制から
煩雑な手続きが必要だった。
まず、優良農地振興地の指定を
除外する必要があった。
農振除外申請を提出し、
案件として審議されるのは年度に
一度だけなので申請が許可される
まで最低でも1年以上かかる。
許可されたのちに次の手続きは
農地から宅地への転用申請だった。
申請してから宅地になるまで
およそ2年の年月が経った。
農地はいくつもの法律によって
規制されている現実を知った。
写真は田んぼだった農地を宅地に
転用してログハウスを建て、
庭づくりを始めた頃の初期である。
ログハウスはBESS神戸に
依頼して建ててもらったが
庭の構造物から庭木の植栽、
花壇づくりなど一切をDIYで
作ろうと少しずつ始めたのだった。
庭木も今では大きくなっているが
植栽したころは植木市で購入し
ワンボックスカーで持ち帰った。
パーゴラも花壇も手作り、
排水路は深さ70センチほどの
溝を掘りメッシュの透水管を
埋設して埋め戻しは
砕石と真砂土で行った。
まだ現役で働いていたので
土日の作業だった頃である。
しかし、庭木は枯れたものも
多くあってカツラ、ハナミズキ、
もみの木、ブラシの木など
数えるとかなりの幼木が枯れた。
原因はカミキリムシ、
コウモリガ、などのほか
土質が合わないなどが考えられる。
白樺はカミキリムシによって
ことごとく枯らされてしまった。