山里の暮らし

山里で畑を耕し、庭づくりに励み、カメラを手に四季の移ろいを追い
ガーデン庭小屋やパーゴラ作りのガーデン木工を趣味として気ままに
山里の暮らしを愉しんでいる日々の生活日記。

2020年02月

2020_02_26-2
今年は妙に暖かい冬だった。
東北地方のあるハム局は
例年80cmほどの積雪が
あるのに今年は地肌が出て
除雪車の出動もないと言った。
函館のとある局長さんは
「窓越しに見る野原の風景は一面
白銀ではなくこの季節にして
めずらしいまだら模様の
野原になっている」と言う。
わが家でも今年は春の訪れが
早く庭のサンシュユの開花が
例年だと3月下旬ごろになるが
今年は2月下旬に咲き始めた。
異常気象の現象が顕著である。
今年の夏はどれほど大きな
台風が来るんだろうと心配する。
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冬の寒さが緩かった分、
クラちゃんには良かった。
夜は暖房マットの入った
ケージの中で寝る筈だったが
老齢になって寂しさに
耐えられないのか夜中に
泣くようになったので
ケージから出て大型犬用の
マットを敷いたリビングで
毛布で寝るようになった。
でもいつの間にか毛布から
飛び出て腹這いで寒そうに
丸まっていることがある。
私が小用のために起きると
クラちゃんもオシッコを
したいとガレージに出る扉の
前まで移動してオシッコを
させてと催促をしてくる。
ガレージの中にゴムマットを
置きトイレシートを敷いて
その中で排便と排尿を
してくれるので助かるが
冬のガレージは冷えるので
少々辛い面はあるが排尿の
我慢を強いられるのは辛い。
それは私も犬も同じなので
クラちゃんのために毎夜、
私が担う義務的な作業である。
2020_02_26-3
犬はもともと清潔好きな動物である。
きちんと排泄の時間と場所を決めてやれば
室内でお漏らしをすることは無い。
もしもお漏らしをしてしまうようなら
飼い主側の管理上の反省点があるのかも?
私は犬の粗相は飼い主の側にもある、
そうした視点で飼い方を見ている。
クラちゃんもお漏らしを何度かして
しまうことがあったが子犬の頃は
私が無理解だったので叱っていた。
今では私自身の手ぬかりと認めている。
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ところで今、全世界で脅威と
なっている新型肺炎は動物を
宿主としていたウイルスが
変異して人間に感染したのでは?
という見方もあるがどうだろう。
人間を宿主としないウイルスを
動物は持っているという説が
あるのでペットを飼う上で気を
つけなければいけない幾つかの
基本的なことがらがある。
犬が飼い主の顔をペロペロと
舐める光景を見ることがある。
犬の持っている病原菌は
人間への感染性が無いことも
ないので私はクラちゃんのしつけ
として子犬の時からそれをすると
仰向けにしておなかに五本指を
当てて「いけない」と教えてきた。
またマズル(口吻)を手で握り
「いけない」と言って教えて来た。
犬は武器である口、弱点である
おなかを制圧されると自分の方が
序列が下であると認識する。
犬のケンカで負け犬が仰向けに
なりお腹を見せることがあるのは
降伏しますという意思表示である。
犬を暴力的に支配すると犬は
自己防衛のために噛みつき癖が
ついたり飼い主にに対する信頼感が
無くなることもあるので気をつけたい。
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また飛びつき癖も厳しく躾けた。
犬は喜ぶと二本足で立ち、
前足を人に掛けて愛想を振る。
飼い主側からすれば可愛い振舞いだが
他人の服を汚すことあるし、
室内犬の場合はその癖でテーブルに
足を掛けて食べ物に触れることもある。
また大型犬の場合は 人が転倒する場合も
あるので気をつけたい動作である。
こうした癖はしつけの中で抑制出来る。
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犬がしてはいけない悪癖は飼い主の
根気強い躾の継続によって改善できる。
クラちゃんはこれまでの付き合いの中で
犬との接し方やパートナーとしての
犬の素晴らしさを教えてくれている。
 

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昼も夜も相変わらず
寝ているだけである。
歳も17歳6ヶ月になった。
若い時は朝夕に集落一周を
歩いた距離は少ない日でも
4kmほどだったから
犬は活発だと思っていた。
クラちゃんと一緒に暮らして
思うことは意に反して
クラちゃんの老後が
人間と同じように介護が
必要になるなんて夢にも
考えたことがなかった。
老いは人間と同じで
耳や目が不自由になり
足腰も弱り、犬の自慢の
嗅覚さえ衰えてしまう。
そんな年月の流れの中で
私がクラちゃんの内面を
知り、クラちゃんが私を
信頼することでお互いの
強い絆が出来上がった。
今ではかけ甲斐のない
家族になったように思う。
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犬を飼った経験のない私は
犬の飼い方の本を買い、
従順な犬として躾るために
先ず始めたことは家族の
序列を教え込むことだった。
母ちゃん、愛娘、私、クラの
順に序列が出来あがった。
犬は序列を間違うと飼い主の
言うことを聞かなくなる。
犬は上下関係をもつ動物、
飼い主がリーダーになり
犬を従順に従うように
育てなければならない
子犬の頃、悪戯をすると
クラちゃんを仰向けにして
お腹に五本の指を当てて
「いけない」と叱ってやった。
そうすることで私の方が
強いということを悟らせた。
犬の一番弱い点はお腹である。
犬に襲われ噛みついてきたら
お腹を蹴り上げることだと
聞いたことがある。
犬は弱点を蹴られることで
相手の方が強いと思い
降参するのだそうである。
いや余談にそれてしまったが
犬に序列を教える場合に
暴力を使うことは厳禁である。
人間の手は美味しいものを
くれる優しい手なんだと
教えなければならない。
暴力を使うと痛さや恐怖から
逃れるために噛みついて
反撃をする癖がついてしまう。
噛み癖のある犬は飼い主の
暴力によることが多いという。
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いつの間にか余談だらけに
なってしまったが犬の序列を
下に置くことの意味は従順な
犬に躾けるためである。
仮に序列を間違って飼い主より
犬の方が序列が上になると
飼い主の指示に従わない。
犬は要求が通らなければ
噛みついて要求をする。
そして犬自身がリーダーに
なると来客など外部の人に
家族という群れを守る
ためにうるさく吠える。
そんなことになると犬など
飼わなければよかったと
後悔をすることになり
犬を裏切って殺処分すると
言うような犬にとっても
人間にとっても不幸な結果に
なることも報告されている。

2020_02_16-1
異常ともいえる暖冬が
続く中、自然サイクルに
狂いが生じている。
わが家では椿の花が
1か月以上早く満開になり、
今は散り始めている。
クリスマスローズも
早く咲き始めた。
兵庫県中部にあるわが家は
2月はまだ厳寒期の
最中だと思うのだが
水たまりに氷が張ることも
霜柱が立つこともない。
2020_02_16-2
暖冬は歓迎するけれど
異常ともいえる暖冬は
自然環境の変化がもたらす
異常気象の表れである。
今年は豪雨が無ければ
いいが秋はこれまで
かつてなかったような
猛烈な台風が発生するの
ではないかと心配もする。
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さて、クリスマスローズが
花開き花首を伸ばして
早春の花壇を飾ってくれる。
どの花も花首を下に垂れ
寂しげな表情に見える。
ダブルの花弁は女房の
お好みの品種である。
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クリスマスローズの背後に
ケヤキの切り株が見える。
ケヤキは親父が盆栽で
育てていたものを地植えに
したところ大きくなって
花壇の日当たりを悪くした。
親父の形見のように思い
育てていたので伐採する
ことに抵抗感があった。
日当たりを遮ることと
秋になっても綺麗に紅葉
しないことが伐採の理由だった。
親父が墓場の影から形見の
つもりで譲ってやったのにと
悔やんでいるような気がする。
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クリスマスローズのまわりに
オルラヤレースフラワーの
こぼれタネが発芽して
元気に育っている様子が見える。
雑草も見えるので除草も
忙しくなる季節がそこまで来ている
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背景に見える庭小屋の板壁が
相当傷んできたので含侵性の
防腐塗料を塗らなければならない。
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フェンスのコーナーから
左側に含侵性の防腐塗料
(ノンロット)を塗った。
フェンスを作ってから
10年近く塗装をして
いなかったので傷みがひどく
黒カビが見えたので
塗装の前に汚れを落とし
ノンロットを再塗装をした。
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手前のワンスパンは塗装前の状態、
その向こうは塗装済みの部分、
含侵性なので木が塗料を吸い込み
高価な塗料の減りが早い。
ちなみに18L缶入りが25K円だ。
それでも業者に頼むことを思えば安い。

2020_02_10-8
クラちゃんとの思い出は
尽きないほど沢山ある。
クラちゃんがわが家の
家族になった日は
ガレージの中でお座りして
動かずブルブル震えていた。
慣れない環境にして
見慣れない人たちを見ると
きっと怖かったのだと思う。
そんなクラちゃんだったけど
姫路城の大手前公園に
行ったこともあったし
岡山県の蒜山高原や
滋賀県の琵琶湖にも行った。
そんな小旅行をすると
道行く人たちに可愛がって
貰った思い出も残っている。
高速道路のS・Aでは
芝生のエリアに行って
見知らぬワンちゃんと出会い
しっぽを振り振りして嬉しくて
じゃれたことも思い出である。
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でも晩年になると体力的に
衰えてしまったので
家族のお出かけの時は
家でお留守番だった。
晩年はドッグフードを
食べられなくなったので
病院に入院して点滴で命を
つないだこともあった。
入院中は寂しいだろうと
父ちゃんと母ちゃんが
面会に来てくれたのだった。
写真は病院の面会室で
父ちゃんと母ちゃんに
出会った時の写真である。
父ちゃんがipadを
片手に持って写してくれた。
へたくそだからピンボケに
なっているけど入院の時の
貴重な思い出の一枚である。
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外出の時は母ちゃんが
リードを持ち父ちゃんは
カメラ役で忙しかった。
商店街を歩く時はおしっこや
ウンコをしないかと父ちゃんが
心配してたけどそんなことは
一度もなかったしクラは商店街の
人の多さにびっくりして怖いので
父ちゃんの足元から離れなかった。
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この頃は10歳を少し過ぎた頃、
家族の外出には一緒について行った。
でも季節は5月を超えると
暑さが辛いので家でお留守番だった。
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この写真は昨年の夏だった。
暑い季節は桜並木の下を散歩した。
でも歩くのが嫌になって
父ちゃん抱っこしてとお願いする。
父ちゃんはクラを抱っこすると
腰が少し痛いんだと言った。
今年は暖冬で春が早く来そうだ。
春になると思い出すことがある。
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イノシシ君がわが家の庭向こうに
現われて可哀そうなことに
括り罠にかかってしまったこと。
父ちゃんはイノシシ君の最後は
どうなったか知らないけれど
猟師さんに捌かれてしまったのかな?
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それに昨年の春は迷い犬が
わが家を棲家にして
父ちゃんは長いこと悩んでいた。
今は里親さんが見つかって
幸せに暮らしているけど
その後の迷い犬のことは
知らないけどゴボウという
名前で室内犬として
飼われているという報せが入った。
では今日はこの辺でおしまい。
少しずつクラちゃんの思い出を
辿ってブログにしていこうと思う。

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クラちゃんは人間の年齢に
換算すれば百歳を超えている。
ひたむきに一所懸命に生きて
私たち家族の癒しになろうと
している姿に私は感謝である。
クラちゃんを飼った当初は
集落に犬ブームがあって
彼方此方の家庭に犬がいた。
その犬たちは次々に天国の神様に
召され虹の橋を渡って行った。
散歩道で一緒に遊んだ
犬たちを懐かしく思うのは
クラちゃんも私も同じである。
その犬たちは相性の合う犬、
犬猿の仲同然の犬もいたが
今になってみればどの犬も
同級生の存在だった。
集落の高齢化が進むと
その後も犬を飼う人はいない。
最期まで散歩に連れて出るほど
元気で居られる自信などない.。
それが飼わない理由だろう。
犬は人生のパートナーとして
素晴らしい動物である。
買って初めてわかる犬の
素晴らしさは飼った経験のない
人に説明することは難しい。
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だが、
悲しいことに犬の一生は短い。
10歳を越えるころになると
五感の衰えが顕著になる。
散歩だって歩く距離は
短くなるし、さらには
走ることすら出来ない。
斜面を歩くと転んでしまう
ことさえある。
そんなことは犬を飼う前は
想像だにしなかった。
クラちゃんは今では1日の中で
散歩の時間と食事の時間以外は
写真のような恰好で寝ているだけ、
年齢からして18歳の誕生日を
無事に迎えられるかわからない。
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その終焉を迎える日は
そう遠くないと思うので
あとで後悔しないように
クラちゃんの介護をしっかり
やろうと心に誓っている。
食事はドッグフードにお肉を
小さく切って混ぜたり
バウムクーヘンとアイスクリームを
混ぜてスプーンで食べさせる。
食餌は散歩以上に大変だけど
食べる量は変わっていない。
獣医の先生が「歳をとっても
学習はしますから甘やかしは
しない方がいいですよ」
とアドバイスをくださったけれど
もう好きな物をいっぱい食べて
くれたらと思うこのごろである。

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♪♬この坂を越えたなら~
幸せが待っている
そんな言葉を信じて
越えた七坂、四十路坂~
いいの~いいのよ~
振り向かないわ~
冬の木枯らし
笑顔で超えりゃ、
春の日も差す、夫婦坂~♬
この歌は
都はるみさんの歌、
心にグッと滲み入る歌、
私の好きな歌である。
冬の寒さは堪えるけれど
この寒さが無ければ
花が咲かない植物もある。
春になれば赤く色づく
真っ赤なイチゴは
2月の寒さに会ってこそ
花芽が付くと言われている。
寒さが厳しい冬の庭に
身体をすくめながら
バラの剪定や寒肥を施し、
ツルを誘引する作業は
辛いものだけれど
やがて来る春になれば
苦労が実を結ぶ結果になる。
まるで冒頭の歌の
文句のような気がする。
2020_02_05-2
今年は全国的に暖冬と言われている。
東北のある町では例年だと
2mほど雪が積もるのに
今年はまだ積雪が無いそうな、
屋根の雪下ろしが無くて
さぞ助かっているだろうと
思っていたが逆に困る人もある。
困るのはスキー場だけではない。
道路の除雪に関わる仕事の人や
雪を観光の資源にする自治体、
例えば札幌雪まつりや
秋田のかまくらまつりなど
雪が降らなければ
観光客が来ないのである。
アマチュア無線の交信で
そんなことを知ったのだった。
暖かい冬のいたづらだろうか
わが家の椿が例年より
一か月早く咲いてしまった。
2020_02_05-3
馬酔木(あせび)の花も早い。
3月に咲くはずだったが
すでに咲き始めてしまった。
春が早く来たと喜んでいると
異常気象のしっぺ返しが
あるかも知れないのが怖い。
とんでもない強い台風が来るとか
過去にないような大雨が降るなど
異常気象に伴う自然災害の
発生が近年は顕著に現れている。
2020_02_05-4
暖冬につられてクリスマスローズが
花茎を長く伸ばして咲いている。
暖冬の影響は花にも顕著に影響する。2020_02_05-5
冬のガーデニングでは
バラの植替えや寒肥を施し、
今は落葉高木の剪定が終わりに近い。
あとは畑の草引きが残っている。
雑草は冬の間に根を地下深く伸ばし
本格的な春が来たら一気に
地上部の葉を育てて大きく伸びる。
冬の除草作業はそんな草を
育てないようにする大切な作業である。

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