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薪ストーブというもの
その温かさが羨望されているが
それとは裏腹に使うことを
維持するうえでは大変な
労力がかかるものである。
忙しい方には全く不向きな
暖房器具であると思う。
ある時は原木の玉切り作業、
ある時は薪割り作業、
そして煙突掃除もあれば
本体に溜まった灰の始末もある。
薪になる原木を山から
取り出すとなれば尚更である。
長年使っていると
メンテナンスの面でも
構造部の気密性を保つための
ガスケットパッキン交換も
しなければならない。
エアコンのように
スイッチを操作すれば
簡単に暖房が利く
という訳にはいかないのだ。
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煙突は内部に煤と一緒に
タールという物質が付着する。
乾燥状態が悪い薪を焚くと
燃えにくさに加えて更に
タールの付着量が増えるのだ。
このタール付着を放置すると
煙突内で燃えるために煙道火災の
発生原因になると云われている。
だから毎年一度は煙突掃除も
しなければならない。
年老いてくると平衡感覚が鈍り、
高いところも苦手になる。
高所転落の危険にあっては
 暖房どころの話ではない。
田舎でも高齢化が進み若い世代との
同居家庭が少なくなった。 
年老いてくればやっぱり手軽な
エアコンなどの暖房器具に
頼らざるを得ないのだろう。