2017_07_04-1
先週の土曜日あたりから
夏日が厳しくなり
蒸し暑い日が続いている。
季節は梅雨明けの頃になった。
今年の夏は猛暑が予想される。
太平洋の海水温は異常に高い。
台風はマリアナ諸島近海で
発生し発達しながら日本に
近づくというのが常識だった。
今年は沖縄の近海で3号が発生、
そして九州四国地方を縦断、
本土上陸第一号となった。
ガーデニングを趣味とする者に
とって台風はもっとも嫌なもの、
朝から日よけの寒冷紗を
撤去したり鉢物を移動したり、
その対策に追われた。
わが家の庭ではユリが今、
一番きれいな時期を迎えている。

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背丈が高く伸びて170cmの
私を上から見下ろしている。

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女房の名前がユリにちなんだ所以か、
地植えのユリ、鉢植えのユリを
家の周りの彼方此方に植えている。
どれもこれも女房の好きなユリだ。

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花の美しさもさることながら
妻は自分の名前とユリに親しみを
感じているように思えてならない。
ユリと言えば北上夜曲が似合う。
「匂いやさしい白百合の♪、
ぬれているよなあのひとみ♪」
歌詞も清楚ならダークダックスの
上品な歌い方も清楚であった。
もう昔々のことで若いころ、
穢れのない気持ちで歌っていた。
歳をとれば昔が懐かしい。
昭和の良き時代の思い出である。

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そして梅雨明けの頃になると
にわかに目立ち始めたエキナセア。
北アメリカ原産の花で
薬用の効果があるそうだ。

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馬簾菊(ばれんきく)とも呼ばれる。
馬簾とは江戸時代の火事現場で
使われていたマトイのことである。
花がマトイの形に似ているので
馬簾菊と呼ぶようになった。

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こちらはダンゴバナ(団子花)、
私のイメージはアンパンマンの
顔に似ているように思える。
アンパンマンはだんご鼻で
この花の中心部がアンパンマンの
花の形を思い出させてくれる。

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だんご花にアジサイ、ナデシコ、
花とともに季節が移りかわる。

追記
東京都議選は自民党が大敗だった。
自民党都議連は国政の影響を
もろに受けて30議席を割り
最低の23議席に留まる大敗である。
原因は加計学園や森友学園に
対する国民の疑念とも言われるが
安倍政治全体に対する批判が
最も大きな原因であると思う。
共謀罪法では委員会採決を飛ばし
本会議で中間報告のあと
採決に踏み切ったことは
数の論理で強引に決める政権への
批判結果だと受け止めるべきだ。
このような強引な政権に対し
決められる政権として評価される
面もあるが私はすべてにおいて
何もかもがうやむやの中に
置かれたまま数の論理で
押し通してしまう政権だと思う。
現に委員会採決を飛ばして
本会議で決めるやり方に
「何がなんでもやり過ぎだろう」
と批判する与党議員もあった。
それほど無茶苦茶な政権である。
安倍一強政治の中において
与党側では大敗の原因を
豊田真由子議員や稲田防衛大臣、
萩生田副官房長官、
下村博文都議連会長に
責任を押し付けているが
最も大敗原因を作ったのは
安倍総理自身ではないだろうか。
稲田防衛大臣に至っては
以前から資質に問題があると
断じられる中で続投として
かばい続けたことは
首相の任命責任が
問われて然るべきである。
このような状況の中でも
首相に対する責任論が与党内から
出ないというのは最早自民党に
自浄能力がないと言わざるを得ない。
政策は政務調査会で審議して
閣議決定されるのが普通であるが
安倍政権では首相のトップダウンで
閣議決定されるようになってきた。
安倍一強政権と言うよりも
独裁に近い政権と言う気もする。
秋葉原での応援演説は聴衆の
「帰れ」「辞めろ」コールがあった。
それに激高して安倍首相は聴衆に
指さして「このような人たちに
敗けるわけにはいかない」と
やり返したそうである。
権力はいつでも批判される
立場であると言われる。
ましてや安倍政治を批判する
声も一国民の声である。
反対意見に謙虚に耳を傾け
なければならない首相たるものが
批判に激高するのは如何なものか。
反対を立場とする有権者も
一国民であることに違いがない。
この一件に関する官房長官の
発言もとんでもない発言である。
こんなところにも独裁的な
体質が顕著に表れている気がする。