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ログハウスが完成したのは
2006年5月の連休明けだった。
建屋のまわりには余材が
積み上げられシートを被っている。
この頃、庭の設計図が
ある訳でもなく植樹をどうするか?
そんな構想もない中で
庭づくりが始まったのである。
季節は春真っ盛りの頃だったので
妻は草花を早く植えたい一心だった。
そんな要望に応えて前庭の花壇を
煉瓦囲いにして作ったのが始まりだった。
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田んぼだった土地の上層部20cmは
黒土その下は白い粘土層だったり、
赤い粘土層だったりして水はけが悪く、
庭づくりには土地の改良が必要だった。
水はけ対策として深さ70cmほどの
溝を掘り、直径100mmの
透水管を敷き、砕石を下層部に、
上層部は真砂土で埋め戻した。
大変な作業だったので溝堀りは
一日に長さ2mのノルマとして
体の負担を軽減することとしたのだった。
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それでも水はけは万全ではなく、
円形サークルに植えたカツラや
ハナミズキなどは枯れてしまった。
水はけの本流を透水管のラインとし、
円形サークルから本流まで水が
流れる溝をさらに堀って砕石と真砂土で
埋め戻すと植物が育つようになった。
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花壇は敷地の彼方此方に作った。
煉瓦囲いだったり和風の石積み
だったりして経費の低減を図った。
石積みの場合は前の山から大きな石、
小さな石を拾って一輪車で運んだ。
毎日少しずつ継続しての庭づくりだった。
自分で何もかもやるDIYは楽しく、
アイデアを採るため庭づくりの雑誌や
DIY小屋づくりなどの本を
むさぼるようにして読んだのだった。