山里の暮らし

山里で畑を耕し、庭づくりに励み、カメラを手に四季の移ろいを追い
ガーデン庭小屋やパーゴラ作りのガーデン木工を趣味として気ままに
山里の暮らしを愉しんでいる日々の生活日記。

アマチュア無線

Img_0989
ヤフオクで落札した
格安のリニアアンプは
外観も綺麗だし大変な
お買い得品だと思った。
だが実際に通電すると
入力よりも出力が小さい
故障の代物でアンプ
(増幅器)ではなくアッテ
ネータ(減衰器)だった。
Img_1097
SSGの周波数を50.11MHzに、
出力を+17DBmにセットして
リニアアンプに入力すると
送受信判別回路が動作し、
リレーが軽快に動作して
送信状態の赤色LEDが
点灯した。だが出力のパワー
メーターは減衰、増幅器では
なく減衰器になっていた。

テスターでトランジスタの
Vbeを測定すると正常状態では
0.6V~0.7Vの範囲の筈だが
0.9Vだった。トランジスタが
壊れていた。一方、アイド
リング電流調整用のトランジス
タは0.56V程度で低めだった。

鈴商電子(株)でトランジスタの
カテゴリを覗くと2SC2181が
形状的に納まるが電気的特性は
コレクタ損失が80W、元々の
2SC2290の半分以下だった。
10W出力が40W出力になれば
十分だと思ったので
2200円+送料650円にて
銀行振込すると翌日に届いた。
Img_1074
トランジスタを2SC2181に
取り換えると今度は
バイアス電圧不足になった。
バイアス回路の抵抗を
小さい値に変えると
10Ωの抵抗から煙が発生し
トランジスタを破壊して
しまった。原因は熱暴走、
トランジスタも壊れた。
諦めてヤフオクで次の
リニアアンプを探そうかと
思ったが技術向上のいい機会、
どこまでも勉強のためだと
思ったし授業料だと思って
さらに同じものを発注した。

入荷したので取り換えると
10W入力に対して出力が15W、
増幅器として動作したが
利得が1.5倍と小さいのは
ミスマッチングと判断した。
その原因はトランジスタの
特性の違いだろうと思った。
回路の諸定数を変更して
マッチングをとるのは一から
設計しなおすに等しいので
特性の似たものを探した。
幸いにも2SC2290をヤフオクで
見つけて3100円で落札した。
この手の廃品種は市場価格が
高いが安価で落札できたのは
他の入札者が早めに諦めて
くれたのでラッキーだった。
IMG_1231
改造前にJW-CADで回路図を
書いた。このリニアアンプは
バイアスの安定化回路が無い。
このままトランジスタを
取り替えてもまた熱暴走が
発生して壊れる可能性が
高いと判断して改造を決意
した。アイドリング電流の
安定化と受信時にベース電流を
遮断するリレーの追加もした。
そしてバイアス電圧を決める
ダイオードとトランジスタの
熱結合をする変更も加えると
次のような回路図になった。
IMG_1260
改造後はアイドリング電流回路を
三端子レギュレータ(LM7805)で
5Vに安定化し、リレーを追加して
受信時はバイアス回路の電流を
遮断するリレー回路を追加した。
さらには熱暴走防止として
ダイオードとトランジスタの
熱結合をした。動作テストを
するとパワーメーターの針が
ふらついて不安定だったので
リレー接点の不良もあると判断。
取り換えることにしたが
既存のリレーは廃品種となり
互換性の有るリレーも無いので
松下製SP2-DC12Vで代用した。
Img_1195

IMG_1203
リレーコイルと接点はプリントパターンに
合致しないので1.5Dー2Vの同軸ケーブルで
接続した。シールドはプリントパター側のみ
アースした。リレー基盤は立てた状態で
取付なければスペース的に無理だった。
Img_1215
こうして変更後の中を見ると
部品点数の追加も多くなった。
やや雑な作業になったが動作すれば
問題ない。カバーをかぶせると
雑な部分は見えなくなってしまう。
Img_1101
SSGから50.11MHz、+17DBmの
信号を入力し、出力波形を見ると
綺麗な正弦波が現れた。
Img_1103
SSGから変調信号を送ると
変調波も綺麗に表示した。
Img_1100
さらにスペアナにてスプリアス発射の
状態を観測するがスプリアスらいし
ものは見あたらない。両サイドに
表示したのは50MHzの搬送波である。
中央はセンターを表しており
目盛りは20MHz/DIV。
だから正しく動作している。
Img_1220
念のためリグとリニアアンプを
接続し10W入力したところ
50W出力したことを確認した。
Img_1188
50MHzでは10Wの免許だったので
50W出力の移動局として変更の
手続きを総務省電波管理局宛に
電子申請をしたところである。

2021-05-20-1
私の趣味はガーデニング、
アマチュア無線、写真、
木工工作、電子機器修理、
パソコン、犬と遊ぶなど
浅く広くかじっている。
どれもこれも一芸と言わ
れるほどの奥深さは無い。
だが歳を重ねるにつれて
趣味に関連した機材を
片付けなくてはとの思いが
強くなり最近はヤフーオー
クションで機材を売り捌いて
いる。それとは反対に新たに
電子計測機器をヤフオクで
手に入れたりして思いとは
別の行動もするので吾乍ら
呆れるほど馬鹿げている。
写真は通信機器の調整に
用いる信号発生器である。
ヤフオクでは中古品で動作
保証も無いものが数万円で
取引されている代物である。
落札して実用出来るかの
かけ引きがヤフオクの面白い
ところで全く動作をしない、
修理するには高価な部品を
取り替えなければならず、
結果としてゴミ同然の代物を
抱えてしまうこともある。
幸いにも私は数ある落札品
からゴミ扱いになる物は
一度あっただけで修理も
簡単に出来てしまう幸運に
恵まれた。この信号発生器も
どうやら大した手を入れる事も
なく実用になりそうである。
2021-05-20-2
先ほどの信号発生器の出力を
オシロスコープで観測した
変調率30%の写真である。
狙いどおりの信号出力が
得られたわけだから十分に
実用になる代物である。
2021-05-20-3
写真に写った30の数字は変調率、
14.550は搬送波周波数、+13の
単位はdbm(デシベルミリワット)
電波信号などの強さを表している。
分解して手を入れなければ実用に
程遠いだろうと覚悟を決めて落札
したのだが苦労なく使えそうである。
しかも相場よりもかなり安かった。
2021-05-20-4
念のため出力周波数を計測すると
周波数カウンターとほぼ一致した。
なお、この周波数カウンターは
2,100円で落札した代物で競合する
入札者は無く私一人だったので
スタート価格で落札できた代物だ。
2021-05-20-5
次に搬送波周波数と出力強度(dbm)を
変えて周波数を計測してみた。
2021-05-20-6
周波数カウンターはほぼ一致して表示、
信号強度を-17dbmに減衰しても
ほぼ一致する計測結果だった。
2021-05-20-7
お終いは変調率90%画像である。
ただ、沢山並んでいるキーの
幾つかがクリック感が悪く、
動作が気ままな感じもあるので
分解して手入をする必要がある。

3月はブログの更新をさぼりました。
今日は前半と後半を4月の庭で、
中盤はヤフオクで落札した
測定機器、オシロスコープの
修理を紹介したいと思います。
2021_04_01-1
冬の間は葉っぱの無い
メギの木は暖かくなると
一斉に黄色味を帯びた
新葉を出していました。
クリスマウローズはそろそろ
タネが出来る頃となりました。
2021_04_01-2
ティタティタ水仙の奥に
トサミズキが満開です。
黄色い花が春を告げています。
2021_04_01-3
さて、ヤフーオークションで
デジタルオシロスコープを
落札しました。1997年頃の
製品で当時は50万円くらいは
していたと思われます。
民生機器と比べると工業
計測器は驚くほど高価です。
個人で所有するのは無理な
高嶺の花というべき物です。
入札者は私だけでした。
とても安く落札したのですが
出品者にはお気の毒でした。
通電テストするとCAL波形は
出るのですがソフトスイッチの
大半は動作不良でした。
2021_04_01-4
分解するのに苦労しました。
周りから眺めて外すネジは
どれかを見極めて分解します。
複雑な部分はデジカメで撮影、
プラの爪など間違って欠損
させてしまうことがあるので
観察、検討をしながら
作業を進めて行きました。
2021_04_01-5
フロントパネルを分解します。
ソフトキーは裏面に導電性の
ゴムが貼ってあります。黒く
丸く見えるのが導電性ゴムです。
ゴムにカーボンを滲みこませて
導電性を保っているようです。
ネットで導電性ゴムを検索すると
出てきますが今回は無水アルコールを
綿棒に滲みこませて丁寧に拭きます。
2021_04_01-6
導電性ゴムの当たる接点部は
銅箔で指紋のようになっています。
目視で相当に汚れているのが判り
ますので綿棒に無水アルコールを
滲みこませて丁寧に拭きました。
ブラウン管の下部にあるソフト
キーは高電圧で静電気が誘起
されるので黒く汚れていました。
2021_04_01-7
ひととおりの作業が終わり、
組み立て後に通電すると
Address Error E900000Hが
出てしまいました。分解中に
何処か断線したか、LSIを
潰してしまったかと思いました。
Eraseボタン押しながら電源を
入れ直すと初期化に成功、
OSC(低周波発振器)から
正弦波(Sin波)を入力すると
しっかりと表示しました。
デジタルオシロスコープの
売りである電圧や周波数は
一発で計算処理して表示します。
画面でもわかるように周波数
(Freqency)は11.99KHzを表示、
2021_04_01-8
周波数カウンターは12.00KHz表示、
その差は0.01KHzなので十分実用できます。
これを使って無線機などの修理が
これまでより簡単に出来ることでしょう。
なお、以前のアナログオシロスコープは
帯域幅が40MHzなので高周波領域で
使えないこともありました。またアナログ
式なので電圧や周波数、デューティ比など
手計算をする必要があるなど不便でした。
これまで使っていたオシロスコープは
ヤフオクに出品する予定で準備しています。
測定器はヤフーオークションで落札して
中古を落札、修理するのも趣味なんです。
2021_04_01-9
さて、すっかり春本番です。
今年も馬酔木の花が綺麗です。
山に生えるものは白花です。
園芸用に改良されたピンクの花が
咲く品種は植木市で買いました。
2021_04_01-10
カクレミノの下で咲いている
馬酔木、どちらも日陰の
シェードガーデンに向きます。
2021_04_01-11
春の陽気に誘われて女房も
寄せ植えに頑張っています。
私は畑仕事、女房は庭仕事、
役割分担がはっきりしています。
2021_04_01-12
女房が丹精込めてタネから
育てたパンジーです。
タネを採取して育てています。

2019_08_24-5
趣味のアマチュア無線は毎日の仕事?
私には仕事と同じくらい大事なこと。
全国の無線家とQSLカードの交換、
そしてその日のお天気のことなど
更新の内容は大したことはない、
どちらでもいいようなことだけど毎日
継続して取り組むことがノルマである。

2019_08_24-1
現在は二種類のアンテナをあげている。
給電点の高さは10mと4mである。
雷と台風は私にとって大変な脅威、
雷には誘導雷と直撃雷がある。
誘導雷は付近に落雷があった時に
近くの電線等に高電圧を誘導する。
誘導雷に対してはトラップをつけて
大地に雷が逃げるようにしているが
直撃雷の避雷針対策はしていない。
一方、台風が近づくとめんどうだけど
アンテナを下ろすことにしている。
昨年はアンテナマストが折れた。
アンテナの撤収、復旧は調整を含め
長時間の作業労力が必要である。
台風10号では復旧に半日かかった。
真夏の戸外作業は辛いの一言に尽きる。

2019_08_24-2
交信状況は電波法によって記録義務がある。
パソコンに記録しているけれど
故障によってデータを紛失することも
あるのでバックアップは毎日とっている。
さらに交信記録簿に手書きで残しておけば
データのバックアップとして十分である。

2019_08_24-3
ただ、アンテナを下ろした後は
アンテナと無線機のマッチングが
狂うことがあるので写真のような
アンテナチューナーで周波数ごとに
調整しデータを表にして記録する。

2019_08_24-4
写真の表は台風10号の時にアンテナを
撤収し台風の通過後に復旧したので
データの取り直しをしたのだが赤で
手書きしたようにデータが狂っていた。
表を作っておけば交信の周波数に
素早くマッチングが取れるのである。

2019_01_16-1
今日は庭のブログはお休みして
アマチュア無線の移動運用で
使うアップバーターの製作を
ご紹介します。
移動運用とは無線設備の常置場所を
離れてフィールドに出かけ、
海、山、公園、道の駅などから
オンエアすることを言います。
フィールドでは無線設備の電源が
発動発電機かバッテリーになるのですが
ここではバッテリーを電源に
する場合の電圧補償をする装置について
製作したことをブログで紹介します。

移動運用では無線機とパソコンを使用します。
無線機の定格電圧は直流13.8V、
パソコンは直流19Vで起動しています。
ところがバッテリーは使えば段々と
起電力が降下して定格電圧を
維持できなくなります。
起電力が降下するとメーカーが
保証する性能を維持できないので
13.8Vを補償する回路が必要になるのです。
例えば11Vに起電力が降下しても
補償回路を通れば13.8Vに維持される、
そんな回路がアップバーターなのです。
またパソコンは12Vバッテリーでは
電圧が足りないので19Vに昇圧
してやる必要があるのです。

写真は全体の内部を写しています。
右側の端子にはバッテリーをつなぎ、
左側の端子から無線機へ、パソコンは
オーディオ用のピンジャックから
電源電圧を取り出します。

昇圧の主要部分は既製の
モジュールを購入しました。
1500ワット30アンペアまで
取り出すことが出来ます。
モジュールは無線機用と
パソコン用とで二つになります。
無線機用はアマゾンから、
パソコン用もアマゾンで
購入したのですがそれぞれ
およそ3500円と550円程度、
ケースや陸軍端子、デジタルの
表示器などを合わせても
6千円ほどで作れました。
アップバーターは市販製品を買えば
3万円弱程する高価なものです。
無銭家の方はぜひ作ってみてください。

2019_01_16-2
赤黒の陸軍端子からバッテリに
つなぎますがバッテリの
取り扱い中にショートすると
危険なのでプラグヒューズを
付けて保護回路としています。
熱収縮チューブを被せています。

2019_01_16-3
赤黒端子は無線機をつなぎます。
ピンジャックはパソコンです。
ツマミは左へ倒すとバッテリの
電圧を表示しますので
移動運用中は絶えず電圧を
監視しながら運用するのですが
モジュールは起電力が11Vに
なると遮断するようになっており
バッテリの過放電を防止します。
しかしながら11.5Vになると
遮断して過放電を避けたいのです。
過放電をするとバッテリの
サルフェーション現象で
著しくバッテリの寿命を縮めます。

2019_01_16-4
ツマミを真ん中にすると無線機に
供給している電圧を指示します。
バッテリの起電力にかかわらず
いつも13.8Vを維持し続けます。

2019_01_16-5
ツマミを右側にすれば
パソコンに供給される
電圧を指示します。
この場合もバッテリの
起電力にかかわらず
19Vを表示しています。

そんなことをしなくても
エンジンをかけ続けながら
自動車のバッテリから
電源をとればいいじゃない?
と思う方もあるでしょうが
バッテリは別個に用意しなければ
帰るときにバッテリ上がりで
JAFを呼ばなければ帰れない、
そんなことになるのです。
それに自動車のエンジンを
かけ続けるのはエコ環境に
良くないことじゃないですか。
今回はガーデニングを趣味とする
方たちを対象に記事を書きました
無線局を運用する方々には
くどい説明になったかと思います。

2018_12_28-4
今年のガーデニングはサボってばかりだった。
そんなことがあって庭は荒れ放題になった。
無線通信の楽しさと電子工作、ものづくり、
通信機器の故障修理などをしている時は
時の流れを忘れるほど夢中になれて楽しい。
それがガーデニングから遠のいた原因である。
最近ではヤフオクで落札した直流を降圧する
コンバーターの修理とバッテリー電圧を
19Vに昇圧するコンバーターを製作した。
落札額は千円、送料を含めて二千円程度だった。
部品代に500円ほどかかったかな?
自動車内でパソコンを使って電子LOGを
入力したいのだがパソコンは19Vで動作する。
自動車のバッテリーは12Vだから直流の
昇圧器を買うか自作する必要があった。
メーカー品を買えば三万円ほどだが
自作では六千円ほどで出来上がった。
いつか出来栄えをブログで発表したい。

2018_12_28-3
さて荒れ放題だった庭を年末の大掃除を
兼ねて剪定や落ち葉かきをして奇麗にした。
コニファーにクリスマスの飾りつけを
するつもりだったが出来なかったのが心残り。
2018_12_28-2
そしてモッコーバラの剪定と誘引、
パーゴラは12年前に作った物、
経年劣化で随分傷んでしまった。
斜めの添え木を入れて補強したが
腐食が激しく作り替えの時期に来ている。
春になり暖かくなったら新しく製作したい。

2018_12_28-1
冬空の寒さの中で一番元気に
花を咲かせているのが
マホニアチャーリーである。
足元から群がる側枝を払い、
周りの枯れ草も掃除したので
少しは奇麗になっただろうか。

2018_06_10-1
梅雨の季節は紫陽花が似合う。
若かりし昔の頃のこと
紫陽花公園に写真を撮りに行った。
お天気はピーカン照りだった。
本来は何をするにも晴れの日が
良いに決まっているのだが
紫陽花撮影は梅雨空と雨が似合う。
紫陽花の葉っぱが濡れて
そこにデンデンムシを見つければ
最高の写真が撮れる筈だった。
物事は万事好都合にはならない。
以来、紫陽花とデンデンムシが
同居する雨の日の出会いは無い。

2018_06_10-2
そして七月の足音が聞こえ始めると
ダリアの花が咲き始めるのである。
ダリアは背丈が高く倒れやすいので
蕾の出る前に切り戻すと背が
高くならず分枝して花が沢山咲く。
これはフラワーセンターのダリア展に
行ったときにどのダリアも背丈が
低いので職員の方に聞いた話である。

2018_06_10-3
初夏の花にお奨めの花はペチュニア、
写真はサフィニアアートローズ。
アメリカ合衆国の星条旗を思わせる。

2018_06_10-4
これからの夏に期待の持てるエキナセア、
いろんな品種があるのも楽しみである。
日本では馬簾菊とも呼ばれている。
馬簾とは江戸時代の火消し道具マトイ、
形状が似ているからこう呼んでいる。

2018_06_10-5
ヤフーオークションで買い集めた
無線機や計測機器のいろいろである。
わけ有りの機器を買って
修理するのも楽しいものである。
修理するにあたっては電子回路の
各部の電圧や周波数、信号波形などを
調べて調整するので計測機器は
必須のアイテムである。
ただ、集積回路の故障などは
現代では製造中止などで部品が無く、
修理が出来ない場合もある。
オークションでは修理出来るか、
出来ないものかの見極めがポイント。
ほしい計測機器は概ね買い集めたが
スペクトラムアナライザーが欲しい。
新品なら100万円以上のハイテク機器。
中古オークションでもかなり高額である。

2018_06_10-6
この無線機はHF帯オールモードの
トランシーバーである。
発売は1990年ごろだったと思うが
当時は20万円ほどの高額だった。
中古オークションでは2万円弱だった。
ただし、受信が出来なかったのだが
コンデンサーひとつ取り換えて直った。
動作品だったら中古オークションでも
3万円台になるので
ラッキーな買い物だったと思う。
このトランシーバーは現在、使用すべく
近畿総合通信局への電子申請手続き中である。
電波の使用は電波法で規制されていて
法律に適合しているかの審査が行われる。

18年ぶりに再開したアマチュア無線、
1997年ごろは写真紀行として
「撮る旅・歩く旅」のホームページを
開設しYahooのカテゴリ登録に
掲載され、アスキー出版の
ホームページ収録版に掲載された。
昭和56年に開設した無線局は
続ける新鮮さを感じなくなり、
18年の長きに亘って中断したのだった。
開設当時からすでに38年が過ぎた。
今では無線機も進化を遂げて
驚くほど高機能、高価格になった。
私の無線機はガラパゴス化し、
メーカーのサポートは打ち切られて
故障修理は自力でやるしかない。
18年間も使わなかったら内部は
経年劣化して再開すると送受信は
まったく出来ない惨状だったのである。

2018_01_03-2
サービスマニュアルが無いかと
ネットで検索すると外国向けの
マニュアルを探すことが出来た。
A4サイズに印刷して一枚の
回路図に張り合わせると畳半分
ほどのサイズになったのだが
図記号の文字は小さく拡大鏡を
使いながら回路動作を読み取った。

2018_01_03-3
修理で交換する部品はネット通販で
取り寄せたが多岐にわたり一度の
発注では済まなかった。
交換部品で最も多かったのは
電解コンデンサで数十個、
トランジスタ4個、抵抗3本、
半固定抵抗2個だったが
中でも電解コンデンサは
内部の電解液が経年劣化するので
メーカー保証は7年が相場である。
そのため故障予防も含めて故障部品
周辺のものは多めに取り換えた。

2018_01_03-4
次に故障が多いのがはんだ付け、
これも経年劣化が原因でクラックが
入り接触不良を起こしていた。
配線のコネクタ部の接触不良も
多いのでコネクタを外して
接点復活剤をスプレーすると
直る場合も多くみられる。


2018_01_03-5
送受信ができるまでに直ると
細部の調整が必要である。
アンテナの代わりにダミーロードを
接続し送信電力の調整である。
SX-200の電力計はゼロである。

2018_01_03-6
この送受信機は10Wが定格である。
調整で最大15W程度になるが
定格以上の使用は終段トランジスタに
負担がかかるので10Wジャストに抑え、
最小1W~最大10Wまでボリュームで
可変できるようにセットした。

2018_01_03-7
電波の発射は規定周波数帯域幅を
逸脱して発射される場合もあるので
調整は周波数スペクトラムを使って
見分する必要もあるがそんな
高価な測定器はないので交信で
相手局にモニターして頂き
報告をしてもらった結果、
明瞭に音声が聞き取れて
支障はないとの報告だった。

2018_01_03-8
ヤフオクで測定器を落札して
少しずつ修理の際に必要な
測定器を揃えているが予算に
見合う出品がない場合もある。
庭小屋の中に無線室を作り
小屋の中で無線機いじりや新春
QSOパーティーを楽しんでいる。

2017_12_24-1
年の瀬の寒さが身に沁みます。
庭のたき火炉にあたりながら
冬に済ませておくべき庭仕事、
まだまだこれからも続きます。
落葉樹は冬木立になって休眠
している時期に剪定をします。
三月になり芽が動き出す頃に
剪定をすると切り口から水を
吹いて樹木に大きな負担が
かかるので最悪の場合は
枯れてしまうことになります。
写真はトウカエデですが11月
下旬の頃は葉っぱが赤くなり
さらに気温が下がりますと
黄色の葉っぱになりやがて
冬木立へと変化していくのです。

2017_12_24-2
トウカエデは自然のままに
放置しておくと30mほどの
高さにまでなる大木です。
庭木として育てるには剪定が
必要になり冬の季節には
毎年剪定をしているのです。

2017_12_24-3
高さを制限するために
頂部を切り詰めています。
大変荒っぽい剪定ですが
これだけ切っても春には
小枝がびっしり芽吹きます。
その芽吹き方は風とおしが
悪くなるほど沢山出ます。
6月ごろになると芽吹いた
小枝を間引く作業もします。
そうしなければうどんこ病が
発生し葉が傷んで美しい
紅葉が見られないからです。

2017_12_24-4
小枝は少しずつ焚き火炉で
焼却していくのですが
何分にも生木なので最初に
乾燥した焚き木を燃やして
火勢を強くしておきます。
たき火炉が高熱になり
いこり火が溜まりますと
生木も燃えてくれるのです。

2017_12_24-5
作業に退屈感が出てくると
庭小屋兼無線室に入り
しばらく無線交信をします。
暖房が無く寒いので
今日はオイルヒーターを
ネットから注文しました。
冬の季節は電離層が高いので
近い局とはつながりません。
今は北海道や韓国の電波が
強く入って来ています。
ヤフオクで計測器を集めるのも
楽しいと感じています。
あと標準信号発生器(SSG)
と周波数スペクトラムが
必要かなと思っています。
携帯電話が普及して以来、
多くの無線家は離れました。
交信する相手とCQ誌に
出る無線局は定年退職後の
人たちがほとんどです。
電話ごっこではなく電子
回路に興味を見つけると
面白い趣味だと思います。
若い人たちが離れた今後、
アマ無線機のメーカーは将来
どうなることやら心配です。

立冬を過ぎて今朝は冷たい雨だった。
そんな日でもクラちゃんの散歩に出る。
クラちゃんと付き合って丸15年2か月、
クラちゃんを飼い始めた頃は単なる
ペットの犬だったが歳月が
経つにつれ、わが家の大切な
家族という理解に変わった。
愛犬家でありながら
こんなことを言う人がある。
「犬も子犬の頃は可愛いけれど
成犬になるとね~?」と。
私はそうではないと思っている。
犬は人間と心の交流が出来る
最高のパートナーである。
犬は飼い主を良く理解し、
何をすれば飼い主が喜ぶのか、
良く知っている動物である。
飼い主も犬とのふれあいの中で
犬の気持ちがわかるようになる。
そんな関係がわかってくると
子犬よりお互いを理解しあった
成犬の方に家族同様の
可愛さが感じられるようになる。
だけど残念ながら犬の一生は
平均すると10年程度と短い。
クラちゃんもすっかり年老いて
散歩に連れ出しても歩く距離は
数百メートルと短く大半の時間を
立ち止まってクンクンと匂い嗅ぎを
しているような状態になった。
お節料理を一緒に食べれるように
頑張ってくれるだろうか。
この頃はそんな不安を
断ち切れない日々が続いている。
2017_11_14-1
さて、晩秋に入り庭に落ち葉が増えた。
落ち葉と言えば焼き芋の季節、
枯れ葉を集め焚火をする。
そしてサツマイモを焼いて食べる。
寒さの中でほっこり温かい焼き芋は
この季節ならではの美味しさがある。
そのサツマイモを五月に75本植えた。
八月の上旬になるとツルの中から
雑草が目立ち始めたので近々に
除草でもしなければと思っていた。
ある日今日は除草でもするかと
畝を見ると荒れた地肌が見え、
青々と茂った畝は土色に変わっていた。
イノシシに一夜にして打ち砕かれた。
山裾一帯に害獣除けのネットフェンスが
あるからと安心し切っていた。
だがネット下部に溝状の穴を掘り
イノシシは侵入してきたのだった。
今年の秋はスーパーのサツマイモを
焼くしか手がなくなってしまった。

わが家の庭にも紅葉が始まったが
今年は台風21号の被害にあって
葉っぱがチギレちぎれになった。
写真はヒュウガミズキの黄色い紅葉と
赤く色づく卯の花の紅葉である。
2017_11_14-2
晩秋の数少ない我が家の花である。
まもなく霜降りが近い季節になった。

2017_11_14-3
雨降りの中では外の作業が出来ない。
小屋に閉じこもりディップメーターを
使って共振回路の実験をする。
共振周波数の計算をするのに
関数電卓が威力を発揮する。
なお、ディップメーターは自作品、
一番苦労したのは目盛り板の作成だった。
JWCADを使って目盛りを製図し
CD盤に貼り付けたものである。
なんとか実用になりそうである。

2017_11_14-4
簡単な共振回路を作り共振周波数を
測定すると18.12MHzを指示した。
この周波数カウンターはヤフオクで
2,100円で落札したものである。
中古でも普通は25,000円が相場である。
ラッキーな買い物だったと思っている。
ディップメーターの発振周波数を
測定し目盛りつけに活躍をしてくれた。

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